外部電源としてはACアダプタによる直流送電が用いられる。家庭用電源から電源を取得し、リチウムイオン電池の定格電圧である3.7Vよりも高い、5V程度に落として供給される。
[編集] 演算・記憶装置
端末のデジタル化によりCPUや主記憶装置を利用してコンピュータ化が進み、電話帳機能や発着信履歴の保存の機能により内部にはフラッシュメモリによる不揮発記憶装置による補助記憶領域も備え付けられるようになった。このことで着信音にバリエーションを持たせることが可能となり、さらに携帯電話で画像や音楽といったマルチメディアデータを扱うようになると、補助記憶装置の必要性は更に増し、内蔵の補助記憶装置のみでは容量不足となった。そのため2000年代に入ると外部にメモリーカードのスロットを設け、外部メモリへの記録も可能とした。初期ではSDカードやメモリースティックが用いられていたが、端末に占める容積が大きかったためminiSDカードやmicroSDカード、メモリースティックDuoなどの、携帯電話に特化したメモリーカードが開発された。 このような外部メモリのスロットは主に端末の下部や側面部などに設けられていたが、近年発売されているmicroSD対応端末においてはバッテリスペースの内部に設けられている機種もある。
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[編集] 機能
通常の通話機能とSMS程度の単機能のみの機種から、携帯情報端末(PDA)を凌ぐ多機能な機種まで、さまざまな製品が存在する。高機能機種の中には、内蔵するオペレーティングシステムの機能を利用者に開放し、利用者自身でプログラムを追加したり開発したりできるものもあり、スマートフォンと呼ばれる。
日本では、高機能(高価)な機種でもインセンティブ(販売報奨金)により安価に流通可能なビジネスモデルのため、高機能機種が広く普及している。また韓国の携帯電話も高機能機種が多いことで知られる。その他の国では、契約と端末の分離により端末の価格が機能に比例することや、コンテンツサービスが発展途上であり必ずしも高機能な端末が必要とされないことなどから、安価で基本的な機能の端末にも根強い人気がある。
仕事
カメラ付き携帯電話が登場し、カメラ機能を利用した画像解析機能によりQRコードやJANコードが読み取れるようになった。特にQRコードは大容量の文字データを格納することができるため爆発的に普及した。
他、携帯機器 : デジタルツールとしての携帯端末の多機能化なども参照。
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[編集] デザイン
世界的に大ヒットしたMotorola RAZR携帯電話業界の競争激化と共に、ユーザーへの大きな吸引力となる端末のデザイン・機能開発でも各メーカーがしのぎを削っており、現代最先端のプロダクトデザインのひとつとなっている。また日本ではパステルカラーの携帯電話が多く見られるが、海外ではシルバーや黒といった地味な色の物が多い。
携帯電話のデザイン性の話や、携帯電話の形状による分類をここに記述します。
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
[編集] ソフトウェア
転職サイト
携帯電話は限られたメモリ空間である一方で、多くの機能を搭載する高性能な電子デバイスであることから、専用のソフトウェアが開発され、それが搭載される。
[編集] OS
携帯電話に搭載される主要OS(基本ソフト)は、Symbian OS(シンビアン)、REX OS (Qualcomm) 、Windows Mobile (Microsoft) 、ITRON/T-Engineがある。その他の携帯OSには、Nucleus、クアルコム、China MobileSoft、MIZI、SavaJeがある。LinuxカーネルをベースとしたOS (MontaVista Linux、T-Linux) も普及している。iPhoneではMac OS XをベースとしたOS X iPhoneが搭載されている。
携帯電話を長く支えてきたリアルタイムOSのTRONシリーズは役割を終えたとみられ、携帯電話OS市場は汎用OSの時代に入っている。その代表格であるSymbian OSやLinux、REX OSなどを携帯電話に搭載する動きは世界的な傾向になっている。
TRONを捨て、各メーカーがSymbian OSやLinuxなど携帯電話向け汎用OSの採用に向いているのは、FOMA端末を中心としたハイエンド端末を中心に「高機能化」が進み、端末の開発コストが高騰しているからである。その開発費用を一部でも下げようという「コスト削減」と、汎用OSを使い開発期間を縮めるという「開発スピードの向上」に理由があるようだ。
[編集] 日本語入力
日本の携帯電話特有の機能として、日本語入力に関連するソフトウェアが挙げられる。現在の主流は、書き出しの文字(ひらがな)の入力に従って入力しそうな言葉を提示する予測入力と、ひらがなから漢字へのかな漢字変換の組み合わせである。東芝のMobile Rupo、シャープの携帯書院、ジャストシステムのATOK+、オムロンのWnnシリーズが代表的な製品である。これらの製品は、ワープロ機やパソコンに由来する物が多い。また、予測入力機能のみの製品としてはソニーのPOBoxがある。
また、フォントも、字体の多様な日本語にとっては重要である。代表的な製品としては、シャープのLCフォント、NECのFont Avenue等がある。
[編集] 端末製造メーカー
携帯電話の生産(万台) 国名 1998年 2000年 2005年 割合
中国 1,026 4,100 26,687 35.0
韓国 1,940 5,750 19,860 26.0
日本 3,408 5,535 4,703 6.2
台湾 5 350 4,560 6.0
マレーシア 190 480 2,236 2.9
シンガポール 160 5,500 1,600 2,1
世界合計 17,637.5 42,315 76,286 100.0
国際的に端末を供給しているのは以下の企業である。括弧内は本社所在地となっており、2007年の端末販売シェア順に並べてある。
ノキア
サムスン電子
モトローラ
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
ソニーとエリクソン両社の携帯電話端末部門の合弁による、イギリスのソニーグループに入る会社である。
LG電子
パンテック&キュリテル
アップル
携帯電話端末は開発コストが大きいため、大量に販売することで儲けが出るので、メーカーのグローバル化により国際的に販売してシェアを獲得しようとする傾向にある。
[編集] サービス
携帯電話基地局通常は、屋外で高速移動中でも安定した通話・通信が可能。基地局を整備することにより、広いサービスエリアにおいて利用可能。第三世代携帯電話は、高速パケット通信と高い周波数利用効率が特長。なお、高速な無線アクセスとしても利用可能であるが、利用形態によっては高額な課金となり、この現象が俗にパケ死と呼ばれる。また、電話機端末単体による通話・通信の総トラフィック(データ量)に占める割合が高い傾向にある。また、デジタルツールとしての多機能化も関係している。
[編集] 通話
携帯電話での音声伝送方式は、当初はアナログ方式を採用しており途中からデジタル方式へと切り替えられた。当初サービスが開始された時点でのアナログ方式での通信は、暗号化されずにそのまま送信されていたため、ノイズが乗りやすいだけでなく、傍受が容易に行えるという欠点があった。そのため、強固な暗号化が可能なデジタル化が行われた。
国によってはその頃、固定電話網もアナログ方式からデジタル方式(ISDN)への切り替えが進んでいたが、固定電話網のデジタル方式はパルス符号変調(PCM)であるのに対し、携帯電話網の方はより圧縮度の高い音声コーデックを使用している。両電話網の相互接続通話の際には、アナログ方式同士ならば単純だが、デジタル方式では(アナログ・デジタル併存の時期を含め)コーデック変換が、網関門交換機において必要である。
また、音声コーデックの方式は携帯電話事業者やサービス種別によって異なるため、事業者相互・方式相互の音声コーデック変換も必要となる。このため、コーデックの組み合わせによっては変換ロスにより、音声の品質が劣化してしまう。基本的には、同一事業者・同一方式の携帯電話同士の通話では変換によるロスは起こらないため、本来の通話品質を発揮できる。
通信
当初は通話機能だけであった携帯電話だが、音声通話のデジタル化により端末全体がデジタル化し、これによりパケット通信によるデジタルネットワークへの接続が可能となった。デジタルネットワークの中でも、世界的に普及しているインターネットへの接続が早くから行われ、携帯電話でインターネット網にアクセス出来るようになった。クライアント化である。
これにより携帯電話を対象にしたウェブページが携帯電話会社から公式サイトとして設立されたり、また個人でインターネット上に携帯電話を対象にした勝手サイトと呼ばれるサイトが開設されるようになる。さらに携帯電話の高速通信化により、通信機能を利用して携帯電話で金銭の管理を行うモバイルバンキングやオンライントレードも行えるようになっただけでなく、動画コンテンツの閲覧も可能となった。
従来、携帯電話ではそれのみを対象にして作られた簡素なHTMLによるウェブページしか表示できなかったが、近年ではフルブラウザを搭載した端末も実現し、パソコン向けに作成されたコンテンツの閲覧が可能となった。